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疲れ目は、文字通り目が疲れる状態ですが、医学用語で眼精疲労(がんせいひろう)と呼ばれています。
「目の使いすぎ」が原因であるのは当然ですが、患者様自身が使いすぎを自覚していない場合もあります。
またこの原因はさまざまで、いくつかの原因が合わさって起こる場合もあり、治療は簡単ではありません。
疲れ目の症状は、ぼやけてみえる、目が重い、充血する、しょぼしょぼする、しみる、涙がでる、目が熱い、などさまざまです。
このような症状がひどくなってくる頭痛、吐き気、目の奥の痛みなどがでてくることもあります。
単純な疲れ目では、目を使う時間を短くし、点眼薬を使用します。
また、可能性のある原因はできるだけ取り除くようにしましょう。
眼精疲労が強くなると目の神経痛を伴ってくることがあります。
目の奥の痛みや、こめかみの痛みは疲れ目によるものが多いです。
神経痛がひどいと、頭痛や吐き気を伴う場合もあります。
疲れ目の治療とともに、目の痛みを起こしている神経の状態を調整するためにビタミンB12の服用を併用する場合があります。
老眼や遠視、乱視の状態の患者様が眼鏡を使用せずに本を長時間読んだり、コンピューター画面を見るなど近くの物を見続けると目の負担が多いために疲れを自覚しやすくなります。
先に述べた、治療法では症状がなかなか改善しない時には、眼鏡が必要ないかどうか検査を受けましょう。