瑞穂市本田のふくた眼科クリニック|眼科・白内障・コンタクトレンズ

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コンタクトによる目の病気

<角膜上皮(じょうひ)障害>

コンタクトによる病気で多く、角膜の1番外側の層の上皮という部分が傷つく障害です。
レンズの下に入り込んだゴミ、レンズに付着している汚れやケア用品が角膜の上皮を傷つけるのが原因です。

<角膜浸潤(しんじゅん)・潰瘍(かいよう)>

角膜の上皮の内側まで障害が及んだ状態を指します。
上皮障害よりも重症で、感染の危険がより高くなります。
気づくのが遅れると最悪の場合失明に至ることもあります。

<角膜浮腫(ふしゅ)>

酸素不足のために細胞の新陳代謝が阻害されて起こる、角膜のむくみです。
こうなった場合、視力は少し低下しますが、種類や装用方法をしっかりと対処すれば、むくみはひきます。

<角膜血管新生(しんせい)>

本来は無血管で透明色の角膜に血管がのびてくることです。
重度の酸素不足のサインなので装用を中止する必要があります。

<角膜内皮(ないひ)障害>

酸素不足などのために、角膜の1番内側の層(内皮)の細胞の数が減ることがあります。
重度になるまで症状が現れません。
しかも、内皮細胞は改善しないので気づいた時には角膜移植しか治療法がないということになりかねません。

<巨大乳頭(にゅうとう)結膜炎>

レンズの汚れが原因のアレルギー性結膜炎です。抗アレルギー薬などの点眼や、レンズケアの徹底と汚れにくいレンズへの変更が必要になります。

以上がコンタクトレンズによる主な目の病気です。
コンタクトレンズは上手に使えば便利なものですが、まれに取り返しのつかない視力低下を起こすこともありますので、きちんと定期検査を受け、異常があった時にはすぐにコンタクトを中止して眼科を受診するようにしましょう。